書籍カテゴリー:感染症学

新型インフルエンザパンデミック

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新型インフルエンザパンデミック

1版

  • 久留米大学名誉教授 加地 正郎 編著
  • 厚生省保健医療局 葛西 健 著
  • 国立感染症研究所 根路銘 国昭 著

定価:1,760円(本体1,600円+税10%)

  • A5判 130頁
  • 1998年 発行
  • ISBN978-4-525-23061-6
  • ISBN4-525-23061-4

概要

インフルエンザパンデミック(汎流行)が起こる!?近い将来,再び起こる可能性の高いインフルエンザパンデミック.その被害を最小限に止めるべく,医師は,行政は,医療・衛生関係者は,そして国民はいま何をなすべきか?迫真のレポートと正確な記述でまとめた,インフルエンザパンデミックを理解するための最適書.

目次

I.インフルエンザパンデミックの歴史
A スペインかぜ
B 病原問題
C アジアかぜ
D 病原ウイルス
E 香港かぜ
F わが国での対応
1)アジアかぜにおける対応
2)香港かぜにおける対応
 II.新型ウイルス出現の背景
A A型ウイルスの流行史
B フォート・ディックス事件
1)臨 床
2)疫 学
3)ワクチン問題
III.香港での新型インフルエンザA H5N1
A 新型インフルエンザ患者の情報の入手と発生状況
1)患者第1例の発生
2)患者および周辺情報
3)第2例以降
4)各病院での患者の補捉方法
5)ヒトからヒトへの感染が疑われた家族内発生群
6)感染経路
B 臨 床
1)症状と経過
2)臨床上の問題点
C 病原ウイルス
1)インフルエンザウイルス
2)ヘムアグルチニン
3)新型インフルエンザA H5N1ウイルスの分離と同定
4)A H5N1ウイルスHAタンパクの抗原性
5)A H5N1ウイルスの進化学的解析
6)今後の問題点
D 香港における対策
1)情報のコントロール
2)サーベイランス
3)対策にあたった組織
4)中国政府の配慮
5)マーケットや鶏肉店の消毒
6)スペシャルクリニックの開設
7)香港政府の大英断
E 日本の対策
1)情報の確認
2)緊急対応レベルの決定
3)対策専門家委員会の開催
4)情報の還元
5)S新聞元旦報道事件
6)サーベイランス体制の整備
7)診断キット
8)ワクチンの生産
F 中国への調査団の派遣
1)派遣までの経緯
2)調査結果
3)日本の専門家の派遣
G まとめ

 IV.インフルエンザパンデミックの対策
A 新型インフルエンザのサーベイランス
1)サーベイランスの意義と目的
2)新型インフルエンザ出現のメカニズム
3)今後出現の可能性のあるウイルスの型は?
4)新型インフルエンザサーベイランスの方法と実施地域
5)ウイルスの確認と感染拡大の把握
6)二次疫学調査
7)国内におけるサーベイランス体制の強化
8)日本のサーベイランスシステム
9)サーベイランスに基づく新型インフルエンザのためのワクチン
B インフルエンザワクチンについて(加地正郎)
C 抗インフルエンザ薬とくにアマンタジンについて
D 新型インフルエンザ対策検討会とその報告書
V.新型インフルエンザ対策検討会
VI.新型インフルエンザ対策検討委員会報告書
1.総論  新型インフルエンザの危機
2.各論
A.事前の準備
1)ワクチンの基本的考え方
2)ワクチンの供給体制の整備
3)ワクチンの計画的接種の準備
4)情報の提供
B.実際に発生した際の行動計画(アクションプラン)
1)行動計画の流れ
2)新型インフルエンザウイルスの確認と発生地周辺における感染拡大状況の把握
3)対応体制の確立
4)国内における感染の有無および拡大状況の把握
5)ワクチン接種
6)内服薬
 7)医療供給体制の確保
8)情報の提供・公開
9)感染予防の徹底
10)対策の評価と蓄積
VII.むすび−今後の問題点