書籍カテゴリー:東洋医学

東西医学よりみた傷寒論

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東西医学よりみた傷寒論

1版

  • 曽野 維喜 著

定価:11,000円(本体10,000円+税10%)

  • B5判 558頁
  • 2002年6月 発行
  • ISBN978-4-525-47441-6
  • ISBN4-525-47441-6

概要

『傷寒論』は漢方医学の最も重要な原典であり,古典としてだけでなく現代の慢性難治性疾患の予防・治療に有効な記載のあることが実証された.本書は西洋医学的な視点から西洋医学の知識とことばで解釈し(東西医学の目),分かりやすく解説してある.各項目毎に漢方医学的,西洋医学的テーマを掲げ,原文と和訓を対比,その解釈(意釈)をいれた.また難解な名詞には解説(詞解)を設けた.

目次

緒 論

  原 文    東洋医学的目次         西洋医学的目次

第1章   太陽病(上)…………………………感染症の初期病変,体表病
概 念
原文 1   太陽病の基本脈証        感染症の初期症状
原文 2   太陽中風病の脈証        虚弱者感染症の初期病態
原文 3   太陽傷寒病の脈証        健常者感染症の初期病態
原文 4   太陽病の移行(伝経)の診断   感染症の初期進展する症状
原文 5   太陽病の無移行の診断      感染症が進展しない病態
《 中  略 》

第2章   太陽病(中)          感染症,アレルギー炎症,脱水症とストレス性疾患
原文 31   葛根湯証            感染症初期で項背強ばる病変
原文 32   葛根湯類証(太陽と陽明の合病) 感染症初期で下痢を伴う病変
原文 33   葛根加半夏湯証         感染症初期で嘔吐を伴う病変
原文 34   葛根黄ごん黄連湯証       感染症初期で下痢と喘息を伴う病変
原文 35   麻黄湯証            感染症初期で喘息と疼痛を伴う病変
《 中  略 》

第3章   太陽病(下)          体腔内臓器病変
概 念
原文 128  結胸の脈証           胸腹部腫瘍性病変
原文 129  臓結の脈証と予後        腹部の腫瘍と非腫瘍性病変
原文 130  臓結の症候と禁忌        腹部悪性腫瘍の症候と禁忌
原文 131  大陥胸丸証           腹水を呈する悪性腫瘍
原文 132  結胸証の瀉下禁忌        胸腹部腫瘍の瀉下禁忌
《 中  略 》

第4章   陽明病             通過障害を示す消化器系病変
概 念
原文 179  陽明病の種類          便秘の三病態
原文 180  陽明病の主な病態        熱性便秘
原文 181  陽明病の発生原因        便秘の三病態の原因
原文 182  陽明病の外証          体熱と悪熱
原文 183  陽明病の初期症候        体熱性病変の初期症候
《 中  略 》

第5章 少陽病 胸腹部の炎症性病変
概 念
原文 263  少陽病の初期病態 胃部の炎症性停滞性病変
原文 264  少陽中風病 耳と目および胸部の炎症性病変
原文 265  少陽傷寒病 胃と腸の炎症性病変
原文 266  小柴胡湯類証(胸下満) 胃部の停滞性病変と感染症
原文 267  少陽病の誤治による壊病 治療ミスによる難治性病変
《 中  略 》

第6章   太陰病            胃と腸の機能低下性病変
概 念
原文 273  太陰病とは           胃の停滞性と腸の機能低下性病変
原文 274  太陰中風病の脈証        軽症胃腸病と軽症感染症
原文 275  太陰病の寛解時間帯       胃腸虚弱者の寛解時間帯
原文 276  太陰病の桂枝湯証        胃腸虚弱者の感冒
原文 277  太陰病の病態生理と治療法    慢性下痢症
《 中  略 》

第7章   少陰病             機能衰退性病変
概 念
原文 281  少陰病とは           準ショック病変
原文 282  少陰虚寒証           意識低下性脱水症の症候
原文 283  少陰亡陽証           脱水性ショック病変
原文 284  少陰病の火熱療法は禁忌     意識障害性脱水症
原文 285  少陰亡陽証は発汗禁忌      意識低下性病変は発汗禁忌
《 中  略 》

第8章  厥陰病             機能衰退性消化器系病変と重症脱水症
概 念
原文 326  厥陰病とは(上熱下寒証)    胃部に炎症性停滞病変と下痢病変
原文 327  厥陰中風病の予後        胃腸機能衰退者の感冒
原文 328  厥陰病の寛解時刻        胃腸機能衰退性病変の寛解時間帯
原文 329  脱水性厥陰病          胃腸虚弱者の軽症脱水症
原文 330  四逆湯証の病態は瀉下禁忌    極端な冷え症や虚弱者は瀉下禁忌
《 中  略 》

第9章   霍乱病,陰陽易差後労復病


第1節    霍乱病             救急治療を要する胃腸病
概 念
原文 382  霍乱病とは           コレラ様病変
原文 383  霍乱病の主な症候        コレラ様病変の主徴
原文 384  霍乱と傷寒の病態変化と予後   コレラ様病変による脱水症
原文 385  四逆加人参湯証         出血性ショックの病態治療
原文 386  理中丸証と五苓散類証      冷えを呈する胃腸機能低下症
《 中  略 》

第2節    陰陽易差後労復病        性病および病後の療養
概 念
原文 392  焼褌散証            性感染症
原文 393  枳実梔子し湯証         大病後のストレス性胃腸病
原文 394  傷寒病寛解後再発の病態     感染症病後再発の治療法
原文 395  牡蛎沢瀉散証          大病後で両下肢浮腫
原文 396  理中丸類証(胃虚寒)      冷えが甚だしい胃腸機能低下症
原文 397  竹葉石膏湯証          極端に虚弱で熱感を呈する病変
原文 398  病後摂生の重要性        病後の養生