書籍カテゴリー:基礎薬学

疾病・病態マニュアル

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薬学マニュアル
疾病・病態マニュアル

2版

  • 徳島文理大学教授 岡野 善郎 編
  • 山口大学教授 神谷 晃 編
  • 武庫川女子大学教授 松山 賢治 編
  • 岡山大学助教授 小野寺 憲治 編
  • 九州保健福祉大学教授 本屋 敏郎 編

定価:5,500円(本体5,000円+税10%)

  • A4判 184頁
  • 2005年4月 発行
  • ISBN978-4-525-77112-6
  • ISBN4-525-77112-7

概要

本書は薬剤師国家試験のガイドラインに取り上げられている個々の疾患を分類・定義・症状・疫学・病態生理・治療の項目に分け,平易に解説,整理したものです.
薬学生には講義のまとめや国家試験を含めた内外の試験直前の整理として,また薬剤師・薬学関係者にとっては最新の知識と情報が手短かに得られる参考書として最適な書です.

序文

初版が読者の皆さんに愛読いただき,またご意見をいただきましたこと厚くお礼申し上げます.
初版と同様に本書を利用する学習者と執筆者の目標は同じです.学習者・薬学生の目標は,本書の活用により臨床薬理学・臨床生化学・臨床化学・薬物治療学および処方解析と服薬指導の観点から疾病や病態を理解することにあり,私たちは学習者である薬学生の学習を補助することです.
本書で学ぶために次の点の実行をお薦めします.
・本書は入門書としてまとめているために,学習内容を整理・確認することにより,詳細な内容を記した専門書や専門家の講義の理解も円滑に進むと考えています.すなわち,本書のみを頼りに学習するのではなく,本書を疾病・病態をまとめたサブノートと位置付けてください.もちろん,詳細な内容を知りたい場合には必ず専門書を開いてみてください.
・「感染症」の項目を学習する際には,まず感染症全体に目を通して後,各疾患・病態を丹念に読まれることをお薦めします.全体像の把握が一つの疾病・病態の理解を大いに助けてくれるからです.
今回,薬剤師国家試験ガイドラインの改訂に準拠して追加・修正を行いました.前回ガイドラインの改訂に比して,さらに「疾病・病態」の占める割合は大きく,比重は一段と重たくなっています.そのため医療現場の薬剤師業務を強く意識して,1つの「疾病・病態」を分類・定義・症状・疫学・病態生理・治療の各項目に分け,平易に解説し,最近の臨床診療に合わせてまとめました.同時に,年限延長を控え,日本薬学会編「薬学教育モデル・コアカリキュラム」の概要を取り込んでみました.
さて,初版の執筆者に加えて,今回は新たな項目に薬学のスペシャリストに加わっていただきました.わかりやすい解説を合言葉に各執筆者に努力いただきましたが,それでも難解・不備な個所が散見するかと思われます.多くの学習者や学習支援者よりご指摘いただければ,その貴重な助言を次版以降に活かしていきたいと考えています.
本書が学習者(薬学生)および学習支援者の手助けになれば幸いです.

2005年2月 編者


目次

I.診療録と臨床検査
 1.総 論
  1−1.総 論

 2.主な検査値
  2−1.血液生化学的検査値の変動
  2−2.血液学的検査値の変動
   2−2−1.血球関連検査値
  2−3.免疫・血清学的検査値の変動
  2−4.尿検査値の変動
  2−5.腫瘍マーカー

 3.生理機能検査
  3−1.心電図
  3−2.呼吸機能検査など
  3−3.加齢・妊娠
   3−3−1.加齢と生理機能の変化
   3−3−2.妊娠と生理機能の変化

 4.病理検査
  4−1.機能異常と器質変化
  4−2.組織変化と病態

 5.診療録の読解
  5−1.記載様式
  5−2.繁用医療用語


II.疾病と病態生理学・病態生化学
 1.中枢神経系疾患
  1−1.脳内出血
  1−2.脳梗塞
  1−3.クモ膜下出血
  1−4.脳腫瘍(悪性,良性)
  1−5.てんかん
  1−6.パーキンソン病/パーキンソン症候群
  1−7.アルツハイマー病/アルツハイマー型老年痴呆
  1−8.そううつ病(気分障害,感情障害)
  1−9.統合失調症
  1−10.神経症
  1−11.心身症
  1−12.片頭痛

 2.骨・関節疾患
  2−1.骨粗しょう症
  2−2.変形性関節症

 3.免疫疾患
  3−1.アレルギー/蕁麻疹,光過敏症,アトピー性皮膚炎,アレルギー性結膜炎,アレルギー性鼻炎
  3−2.アナフィラキシー性ショック
  3−3.自己免疫疾患〔全身性エリテマトーデス(様症状),関節リウマチ 〕
   3−3−1.全身性エリテマトーデス(様症状)
   3−3−2.関節リウマチ
  3−4.後天性免疫不全症候群〔HIV感染症〕
  3−5.移植免疫

 4.心臓・血管系疾患
  4−1.心不全
  4−2.不整脈
  4−3.虚血性心疾患(狭心症/心筋梗塞)
  4−4.高血圧症
  4−5.低血圧症

 5.腎・泌尿生殖器疾患
  5−1.糸球体腎炎(急性,慢性)
   5−1−1.急性糸球体腎炎
   5−1−2.慢性糸球体腎炎
  5−2.腎不全(急性,慢性)
  5−2−1.急性腎不全
   5−2−2.慢性腎不全
  5−3.ネフローゼ症候群
  5−4.尿路感染症
  5−5.尿路結石症
  5−6.前立腺肥大症
  5−7.陣痛微弱
  5−8.乳がん
  5−9.子宮がん
   5−9−1.子宮頚がん
   5−9−2.子宮体がん(子宮内膜がん)

 6.呼吸器疾患
  6−1.気管支炎
  6−2.肺 炎
   6−3.気管支喘息/肺気腫/慢性閉塞性肺疾患
   6−3−1.気管支喘息
   6−3−2.肺気腫
   6−3−3.慢性閉塞性肺疾患
  6−4.肺真菌症
  6−5.肺結核,非定型(非結核性)抗酸菌感染症
   6−5−1.肺結核
   6−5−2.非定型(非結核性)抗酸菌感染症
  6−6.肺がん

 7.消化器疾患
  7−1.食道がん
  7−2.胃がん
  7−3.胃炎(急性,慢性)
  7−4.消化性潰瘍
  7−5.肝炎(ウイルス性,急性,慢性)
  7−6.劇症肝炎
  7−7.肝硬変
  7−8.肝がん
  7−9.急性胆のう炎
  7−10.胆管炎
  7−11.胆石症
  7−12.膵炎(急性,慢性)
  7−13.便 秘
  7−14.下 痢
  7−15.大腸炎
  7−16.過敏性腸症候群
  7−17.膵がん
  7−18.大腸がん
  7−19.炎症性腸疾患
  7−20.痔疾患

 8.血液および造血器疾患
  8−1.貧血(鉄欠乏性貧血,再生不良性貧血,溶血性貧血など)
   8−1−1.鉄欠乏性貧血
   8−1−2.再生不良性貧血
   8−1−3.溶血性貧血
  8−2.赤血球増多症(真性赤血球増多症,二次性(続発性)赤血球増加など)
  8−3.紫斑病(血小板減少症,血栓性血小板減少性紫斑病,特発性血小板減少性紫斑病,血液凝固異常症)
  8−4.白血球減少症(好中球減少症)
  8−5.血友病
  8−6.播種性血管内凝固症候群
  8−7.血栓症,塞栓症
  8−8.白血病(急性,慢性,骨髄性,リンパ性)
   8−8−1.急性白血病(急性骨髄性白血病,急性リンパ性白血病)
   8−8−2.慢性白血病(慢性骨髄性白血病,慢性リンパ性白血病)

 9.感覚器疾患
  9−1.緑内障
  9−2.白内障
  9−3.眩暈(めまい)

 10.耳鼻咽喉疾患
  10−1.副鼻腔炎
  10−2.扁桃腺炎

11.内分泌・代謝疾患
  11−1.糖尿病
  11−2.低血糖
  11−3.甲状腺機能亢進症/甲状腺機能低下症
   11−3−1.甲状腺機能亢進症
   11−3−2.甲状腺機能低下症
  11−4.副腎皮質機能亢進症/副腎皮質機能低下症
   11−4−1.副腎皮質機能亢進症
   11−4−2.副腎皮質機能低下症
  11−5.尿崩症
  11−6.脂質代謝異常(高脂血症)
  11−7.高尿酸血症(痛風など)

 12.炎 症(総論)
  12−1.炎症(急性,慢性)

 13.皮膚疾患
  13−1.アトピー性皮膚炎,接触性皮膚炎など

 14.感染症
  14−1.細菌感染症
   14−1−1.主要な細菌感染症
  14−2.ウイルス感染症
   14−2−1.主要なウイルス感染症
  14−3.真菌感染症
   14−3−1.主要な真菌感染症
  14−4.寄生虫感染症,原虫感染症
   14−4−1.主要な寄生虫感染症
   14−4−2.主要な原虫感染症
  14−5.菌交代現象


III.医薬品と禁忌
 1.医薬品と禁忌
  1−1.禁忌とは
  1−2.疾 病
  1−3.年 齢
  1−4.妊 娠


付.診断・治療等ガイドライン
 1.解 説
 2.疾患別ガイドライン